三谷光男

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2009年1月14日 (水)

1月14日(水)

昨日の2次補正予算案と関連法案をめぐる強行採決で、国会審議はストップしています。与党は19日から衆議院での09年度本予算審議の開始をもくろんでいるようですが、無理だと思います。

定額給付金の見直しについて譲ることはできなくても、あと1日でも予算審議をしていれば、このように「荷崩れ」して衆議院を通過することはなかったと思います。昨日は、衛藤予算委員長の議事進行をめぐるポカがあったり、村田自民党国対筆頭副委員長の盗撮事件があったり、やることがあまりにお粗末!です。

この2次補正予算案審議の中で出てきた「怒り」の出来事!

18()の予算委。仙谷由人さんの質議の中で指摘された「官僚天下りの『わたり』を許す政令」の件です。私はこの政令の件を知らなかったので驚きましたし、質疑のやりとりを聞いて怒り心頭に発しました。

官僚天下りの規制をめぐって一昨年の通常国会で大きな議論になりました。安倍内閣の時です。国家公務員法が改正され、国家公務員の再就職については「官民人材交流センター」をつくって一元管理されることになりました。民主党は、これでは官僚の天下りは根絶できないと対案をつくりましたが、与野党お互いに、各省からの「押し付け」的「あっせん」による再就職は止めねばならぬ、透明・公正な再就職にしなければならぬと激しい議論のやりとりをしました。その末に成立した改正法です。

当時の行革担当大臣は渡辺喜美さんでした。国会での議論を踏まえて渡辺喜美大臣は官民交流センターの制度設計に関する懇談会を立ち上げました。その報告書の中でも「各府省は退職した公務員に対し2回目以降の再就職(すなわち「わたり」)あっせんは行わないことにすべき」と書かれています。当たり前のことです。官僚OBの方々が再就職先として渡り歩くためにつくられた天下り団体が無駄づかいの温床になっていますし、ある社会保険庁元長官のように、8年間で5つの天下り団体を渡り歩き、もらった年収・退職金が4億円と法外なことが、国民の大きな怒りを買っているように、「わたり」を許さないために公務員改革の法改正を行ったのですから。

再就職等監視委員会による(再就職)承認の基準として「元職員をあっせんすることが必要不可欠と判断された場合は、このかぎりではない」と記された「わたり」を容認する例外規定が、年末1230日に閣議決定された政令の中に潜り込んでいました。

国民から選ばれた政治家(国会議員)が議論の末につくった改正法(法律)が、一部の官僚によって政令により都合がいいようにねじまげられることをけして許してはならないと思うのです。この問題は注視してしつこく追っていきます。制度改革の趣旨を徹底していく覚悟です。

1月 14, 2009 日々実感 |