三谷光男

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2008年3月29日 (土)

「宙に浮いた年金記録」問題(続報)

宙に浮いた年金記録5000万件について、今年3月末までに照合・名寄せを完了する、その上で最後の一人まで、最後の一円まできちんとお支払いしますと参議院選挙前に安倍前総理は約束されました

この5000万件(正確には今5095万件)の年金記録については、コンピューター上の名寄せは済んだものの統合については、進んでいません。これまでに社会保険庁や舛添厚生労働大臣は、(給付に結び付く可能性がある年金記録で)特定が困難な記録は2025万件(全体の約4割)といってましたが、今この数字を最大で2858万件と言い直しています。

実はこの改め直した数字ももっと増える可能性がある数字なのです

この該当者不明の宙に浮いた年金記録の5095万件のうち「統合済みの記録」は約417万件。「これまでに行ったコンピューター上の名寄せによりお手持ちの年金手帳の記録に返せる(給付に結び付く)可能性がある、今送付しているねんきん特別便(3月までの)の送付対象になっている記録」が、約1172万件。

逆に5095万件のうち新たな給付(支払)に結び付いた記録、そして結びつく可能性のある記録は、合わせても1589万件にすぎないのです。

つまり保険料を払った人に年金手帳にお返しをしますという給付に結び付く(ここまでできて統合という)可能性があるのは、全体の3割にしか相当しない1589万件です

うち1172万件は、まだ統合に向けて作業中です。その確認のための作業が「ねんきん特別便」であり、入念照会です。ここでも社会保険庁は、確認はがきに「電話番号欄」を設けなかったりするなど落ち度のある対応ばかりが繰り返されています。試算すると今の対応ではこの1172万件を持ち主にお返しするのに25年以上かかってしまう計算になります。情けない話です。そして次から次へと出てくるあきれ返る問題の数々は、指摘する議員側の気を滅入らせますが、この年金記録不備問題の対応は「政治の責任」できちんと払った方々の年金手帳に払った記録としてお返ししなければならない。粘り強く対応していきます

3月 29, 2008 日々実感 |